「共稼ぎ」の良い点、悪い点

 共稼ぎの我が家で取組んでいること、良い点と悪い点を整理してみることにした。

 

1 はじめに

 専業主婦を持つ夫たちから、「共稼ぎはいいよな」、「ダブルインカムでいいよな」と言われる。「言ってる暇があるんだたら、共稼ぎすれば」と言い返したくなるが、彼らは、本当に共稼ぎが羨ましいのだろうか?

 

2 共稼ぎの現状

 普段から思っていることだが、共稼ぎの我々夫婦は、平日の7.45時間を会社で過ごし、1.25時間を通勤時間に充てている。

 つまり、1週間で9時間×5日=45時間を仕事に使っているのだ。共稼ぎが働いている平日の日中、専業主婦はせっせと家事を行っている。この45時間の家事を、共稼ぎ夫婦は平日の帰宅後または早朝、もしくは週末にカバーすることになる。

 夫婦1人当たりで半分の週22.5時間、1日平均3.2時間の家事。仕事でクタクタに疲れて帰宅した後にも、ゆったり過ごしたい週末にも、家事労働に時間を割かなければならないのだ。

 専業主婦を持つ夫たちよ、お前たちはこの現実に耐えられるのか?

 我々共稼ぎ夫婦はお前たちの1.5倍働いて暮らしているのだ。

 

3 我が家の家事の分担

 共稼ぎなら当然、家事の分担があって当たり前。我が家の分担は次のとおり。

【妻】朝・夕ごはんづくり、週末の1階の掃除(キッチン、トイレ含む)、子どもの世話など。

【夫】ゴミ集め・捨て、子どもの学校送迎、洗濯、洗濯物の取込み、週末の2階の掃除(バス、トイレ含む)、週末の家族3人のアイロンがけ、など。

 この他、2ワンコ、1ニャンコの世話もあるし、庭や自家用車の管理もある。

 

4 共稼ぎの欠点

 ズバリ時間が無いこと。仕事以外は家事が中心。自分勝手に自由な時間を使うことができない、または限りなく少ないのだ。

 特に、子どもの病気と互いの仕事の繁忙期が重なり合う時は緊急事態。互い時間の奪い合いが起こる。「子どもの通院よろしく」とか、「役所の手続きお願い」とか、「これ洗濯しておいて」などと気軽に言えないのだ。

 

5 共稼ぎの利点

 ズバリお金。労働者2人、給料も2倍。だから、夫も妻も自由にお金を使う。ただし節度のある範囲で。

 更に、夫婦それぞれの立場や状況が分かり合え、より一層、絆が深まる。例えば、仕事の辛さや家事、子育ての大変さが互いに理解し合えるように。

 

6 問題解決はお金で時間を買う

 だから、我が家は時間がないので、お金で時間を買う。我々がいなくても家事を協力してくれるiRobotのお掃除ロボット、ルンバ2台、ブラーバ1台が大活躍しているのも、これが理由だ。